母乳は冷凍できるものなんだと初めて知る
赤ちゃんにおっぱいを飲ませるのは当然知っていましたが、それを冷凍できるなんて初めて知りました。
赤ちゃんがそばにおらず、病院がすぐ隣にあるわけでもない私が母乳を飲ませるには冷凍保存した母乳を届けて飲ませるしかありません。
もちろん、普通に生活していても冷凍保存しておいて良かったという場面はあります。
母乳を保存しておけば、その場にお母さんがいなくてもお父さんが母乳をあげることが出来ます。
冷凍保存をうまく活用し、お互いの負担を和らげることが可能です。
母乳の冷凍・冷蔵・解凍の方法!それぞれの保存期間は?
母乳を冷凍する場合
専用の母乳パックを使用するのがおすすめです。
母乳を哺乳瓶や搾乳機に絞った後、母乳パックに移し替えます。その際空気を抜き平らにして密閉しましょう。搾乳した日付を書いたらすぐに冷凍庫へ保存します。
実際に私が使っていた母乳のフリーザーパックです。40ml、80ml、160mlとありますが、私は80mlを使用していました。
母乳は一度解凍して温めてしまうと腐ったり雑菌が繁殖するため、飲まなかったものに関しては破棄しなければなりません。
なので、一回分の授乳量を小分けにしておく方が管理しやすいです。
ピジョンの母乳フリーザーパックは日付が記入できるシールも入っていて、移し替えるときにパックの内側に手を触れる必要がなかったので衛生面からも良かったです。
母乳を解凍する方法
冷蔵庫に入れて自然解凍するか、流水・ぬるま湯(30°~40°)での解凍になります。
電子レンジや熱いお湯、直火での解凍は母乳中の成分が破壊されたり、なにより赤ちゃんがやけどをしてしまう可能性があるのでやめましょう。
解凍したらお湯につけて人肌くらいまで温めて赤ちゃんに飲ませます。
なお、一度温めた母乳は時間が経つにつれ雑菌が繁殖し始めますので、すぐに使い切ってください。再冷凍もできません。飲まなかったものは破棄しましょう。
母乳を冷蔵保存する方法
哺乳瓶や専用のボトルに母乳を入れ、しっかりとフタを閉めます。そしてそれをそのまま冷蔵庫に入れます。
その際、ドアポケットに入れてしまうと開け閉めしたときの温度変化で母乳の成分に影響が出てしまう可能性があるため、なるべく奥の方へ入れておきましょう。
冷凍・冷蔵・室温での保存期間
母乳の冷凍保存期間(-20℃の場合)
●健康な乳児:3~6か月以内
●NICU入院児:3か月以内
母乳の冷蔵保存期間(4℃の場合)
●健康な乳児:72時間以内
●NICU入院児:48時間以内
母乳の室内保存(25℃以下の場合)
●健康な乳児:4時間以内
●NICU入院児:1時間以内
上記が目安ですが、湿度や温度、その他さまざまな要因で母乳はすぐ傷んでしまいます。くわえて時間が経つにつれ栄養や免疫が損なわれていくので、できるだけ早く使うのが望ましいです。
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